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なぞられているのは体だけだから心のかたちが思い出せない

美しいこと(下) (HollyNOVELS)美しいこと(下) (HollyNOVELS)
(2008/01/29)
木原 音瀬

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松岡が気になる感情が、友情なのか恋なのかを知りたい。そう感じた寛末は松岡と頻繁に会うようになる。寛末にとって、明るくて楽しい松岡と過ごす時間はとても居心地がよかったが、その一方で、仕事ができて社交的、女性にもモテる松岡が、どうしてこんな自分を好きなのかと、卑屈にも感じていて…。そんな折、社内で大きな人事異動があり…。恋に落ちた二人の切ないラブストーリー。

木原先生ご自身のあとがきで、寛末の台詞を考えながら「ああ、嫌な奴……」と何度呟いたことか、とあります。
この位の煮え切らなさはリアルで充分味わってきましたが(同性同士ではなく異性同士なのに…)、
木原先生の中でも寛末は面倒な奴だったんですね。

P101の日高先生の松岡が、ヒゲ眼鏡なのに、初めてケーキを見る子供のような可愛いイラストが、
かなり良いです。本文に描かれている以上に、いじらしい。
寛末はカバー含め全体的に格好良過ぎですよね…。もっとうだつが上がらない感じでも良い気がします。
これならうじうじしてても、葉山以外の女性が寄ってきちゃいます(笑)

社会人として、年上で自分が告白したくせに振って、なのにその相手から斡旋されるP154辺りは、寛末の心理にも言動にも共感は出来ますが、無論納得はいきません(笑)。
読者は男に戻った松岡の応援団にすっかりなってるからです。
またそこからP236までが長いんですが、自分にとっての初木原さんの濡れ場も拝読出来(上巻のは計算に入りません)、それまでの流れを生かしたものだったので、このふたりにはこうだよなーと思いつつ堪能しました。

最後のページのメール「気にしないでください」の本文が可愛い。
今後、少しでも松岡の顔を曇らせたら寛末は読者に怒られると思います。

小冊子は、応募がとっくに切れてますが、同棲生活&犬も食わぬバカップルになってるそうなので、松岡が幸せならそれで嬉しい一読者でした。
ひげを剃ったら、また寛末が惚れ直すのも、目に浮かびます。

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

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