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生きているってことは残酷だなあ、と思いながら笑い続けている。

佐野洋子と谷川俊太郎の『女に』が好きです。

素足


赤いスカートをからげて夏の夕方

小さな流れを渡ったのを知っている

そのときのひなたくさいあなたをみたかった

と思う私の気持ちは

取り返しのつかない悔いのようだ




初めての


あなたの初めてのウィスキー

初めての接吻 初めての男

初めての異国 初めての本物のボッシュ

しかもなおいつか私は初めての者として

あなたの前に立つだろう

その部屋の暗がりに 生まれたままの裸で




……


砂に血を吸うにまかせ

死んでゆく兵士達がいて

ここでこうして私たちは抱き合う

たとえ今めくるめく光に灼かれ

一瞬にして白骨になろうとも悔いはない

正義からこんなに遠く私たちは愛しあう



そして佐野さんが2004年に出した本で、佐野さんの寂しさが以前より増したことを感じました。
その時の文章を読み返して、また、なるべく自分は笑えるように持っていこうと思ってます。色々と。

「何も知らなかった」

孔ちゃんの死が私にショックを与えたのは、今まで全く感じた事のないさびしさだった。父が死んだ時とも、兄が死んだ時ともちがう。私達が老いて。誰にも死が近づいている。これから生き続けるということは、自分の周りの人達がこんな風にはがれ続けることなのだ。老いとはそういうさびしさなのだ。

一ヶ月前床をたたいて泣いたのに、今、私はテレビの馬鹿番組を見て大声で笑っている。生きているってことは残酷だなあ、と思いながら笑い続けている。

テーマ : 訃報 - ジャンル : ニュース

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